☺︎ほし誕生〜素敵な星空双子座新月の日☺︎

7月3日出産予定日前、地震があった6月11日の夜に破水があって家族全員で助産院へ向かい、朝を迎える。微弱陣痛でいつ産まれるかわからないので家族全員での立ち会い出産希望でずっと一緒に過ごせた。微弱陣痛は、弱い陣痛なの？と思われがちだけど痛みは陣痛と同じようにきて、だんだん弱まってくることを繰り返す。決して陣痛が弱いわけではない。朝、昼、夜、関係なくお産まで何度も何度もこれを繰り返すので体力的にも精神的にも苦しかった。必ず赤ちゃんには会えるとわかっていてもしんどかった。赤ちゃんがおりてきたり子宮が開いていても陣痛が続かないとお産を迎えることができない。陣痛の痛みを全てのタイミングが合うまでひたすら何度も何度も微弱陣痛を乗り越える。その後、入院してから1週間後、その夜も地震があって、家族で入院した日も地震あったねって話しながら夕食を食べていた。18時くらいから微弱陣痛がきて、今回は痛みのピークが強く長いことから日付けが変わるころまで続いていたらお産になるかなぁと先生から伝えられて、やっと産めるーと嬉しい気持ちで痛みを乗り越えていた。何度もくる陣痛で、旦那さんの両腕を跡がつくほど強く掴み痛みを逃していた。陣痛が和らぐ数分、先生と食べ物の話をたくさんした。今思えば笑っちゃう。『先生、私出産後、カツオのたたきが食べたい。妊娠中からずっと思っていたの。』『美味しいよね。』と先生。和らぐ間は食べ物の話をたくさんした。そばにあるSNOOPYのぬいぐるみをみていたらSNOOPYが小豆大福に見えてきて、今食べたいものを先生と旦那さんにたくさん伝えた。『今、小豆大福が食べたい。ミョウガ、とうもろこし、ズッキーニも食べたい。』先生はたまに『それ私も好き』って言っていた。痛い中でもほっと和らぐひととき。その間くる陣痛で先生には腰をずっとさすってもらいピークが6時間ほどすぎ、やっと日付けが変わった。お産スタイルは、地球に産み落としたいという私の希望で分娩台ではなく床で産みたいと伝え、四つん這いでお産した。四つん這いだといきみやすかった。陣痛中、うんちが出たい感じがあって、よく赤ちゃんがそこまできているときは便意と同じっていうよなぁって聞いてたけど私は違ってお産の時、出そうーって思ってたら、やっぱり便の方だった。赤ちゃんが出てくるギリギリあたりで『先生、出たいのうんちの方ですー出ちゃいますー』って叫んだ。赤ちゃんを取り上げる前に私の便も取り上げてもらいました。後から旦那さんから教えてもらったら、幸運（うん）を先生が受け取り旦那さんは下で、袋を待ち受け取る準備をしていた。痛くて痛くて、絶叫してパニックになりそうなときも先生は赤ちゃんも頑張っているとこだからと声がけしてくれ冷静になれた。赤ちゃんが私の体から通過し出てくるとき、しっかり赤ちゃんの体感に私はなっていた。よく写真や映像でみる血管の流れの中を水滑り台のように回転しながら出てくる体感。すごく神秘的だった。赤褐色の水の粒がたくさんある中を潜り抜けて出てきた。先生にはたくさん『先生？もうちょっと？あとどのくらい？』って何度も何度も聞いていきんだ。旦那さんには、『痛いー』と腕がちぎれるほど掴みいきませてもらった。何度もお尻の穴から花が咲いては綺麗に戻っていたと後から先生に教えてもらった。入院してからお産を迎えるまでの1週間は、ひとりでは決して乗り越えること難しかったと思う。でも家族３人で濃厚な何にも変えることができない体験ができてとても幸せな時間だった。お産で出血の量が多かったので３日目くらいまで、ぼぉーっとしていたけど、旦那さんの子供への心地良い声がけや上の子の笑い声、先生の温かい気遣いでゆったり過ごせた。毎日先生がお食事を運んでくれ、梅醤番茶をいただき、食事からも愛情を受け取り身体も整えてられた。妊娠出産産後と、自然な、ありのままの形で望み迎えられたこと本当に本当に嬉しかった。子供を無事に産み抱けたこと。そして、私自身もひとりの人間としてとてもとても強くなれた。これから育児、家庭を守る女性として、社会に貢献できる人間として、人生をより楽しく歩んでいける経験ができた。命あるもの全てに与えられた幸せを全うして生きるって最高の宇宙からの贈り物って思う。